また　あなたのことを考えてた

図書館で働く主人公は、毎週金曜日の夕方に図書館に現れる彼に、恋をしている。
彼は図書館の向かいの会社で働いていて、主人公の日課は、図書館から見える彼の会社にその姿を探すこと。
しかし、彼にとって、主人公はただの司書さん。２人は本を貸して借りるだけの関係。……だったのだが、あるきっかけから主人公は、彼がひとり抱える悩み、そして図書館に来る理由を知る。
彼のために、自分にできることをしたいと、閉館間際まで彼を手伝うようになる主人公。近づくほど離れていく２人の関係。
重なるふたつの恋。涙なしでは見られない、切ない恋の物語。